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第2幕 大地溝帯への移動

人類の誕生と犬歯の退化

第2幕 大地溝帯への移動

1 猿人は新天地へ
 アファール三角地帯にダナキル島ができた後、約200万年が経過した頃に生じた大きな地殻変動により、アファール三角地帯は再び海と隔絶された塩水湖になってしまいました。当地は乾燥化が進んでいましたから、湖は急速に干上がり始め、湿地帯は一気に消滅して水生植物が姿を消します。こうなると、まさに食糧危機です。
 そこで、ヒトの祖先は、はるか彼方に見える大陸へ移動を開始します。水生環境に馴染んでいますから、遠泳をものともしません。しかし、たどり着いた先の環境もダナキル島と変わりなかったことでしょうから、より良い環境を求めて彼らは放浪の旅に出ます。南下して大地溝帯に点在する湖沼にたどり着いた者が数多くいたことでしょう。
 犬歯を退化させた華奢型猿人の約300万年前の化石が大地溝帯の所々で発見されていることがそれを証明しています。
 なお、彼らの体付きは、どちらかと言えば現生人類よりボノボに近く、脳の大きさもチンパンジーやボノボより2割程度大きいだけで、姿形はまだヒトへの進化が始ったばかりの初期段階です。ただし、ヒトの最大の特徴である「犬歯の退化」は概ね完了した状態にありました。
 新天地の大地溝帯は、その頃は幸いにもまだ乾燥化していなかったようで、雨季と乾季があったようですが、熱帯雨林が生い茂り、果物が豊富だったと考えられています。また、淡水と少々塩水化した大小の湖沼が連なり、広範囲に湿地帯が広がっていたと思われ、食糧に不自由しません。
 加えて、まだサバンナ化しておらず、猛獣がいませんでしたから、安心して暮らすことができ、まさにこの世の天国であったことでしょう。
 しかし、安住できたのもつかの間、大地溝帯の乾燥化が始まり、かつ時々の大地震により、大きな地殻変動を起こしたことでしょう。水生環境ががらりと変化し、水域が急激に狭まることがあるのです。
 そうなると、隣の湖沼へ移住しようとしても、そこは満員御礼の状態になっていて割り込む余地はありません。
 彼らは犬歯を退化させ、非暴力の心が醸成されていましたから、暴力的行為に打って出ることは決してなく、領土獲得のための戦争行為は絶対にしなかったことは確かです。従って、水生環境を失った者たちは、新たな新天地を求めて旅立ったのですが、適地を見い出すことができず、専ら陸生生活することを選択するしかなかったでしょう。
 これは、まず大地溝帯の南部で生じたと思われます。そして、頑丈型猿人は、半乾燥地帯の南アフリカまで生息域を広げました。その後を追うようにして、華奢型猿人も南アフリカへ進出し、両者は仲良く共存したのです。化石がそれを物語っています。
 しかし、残念ながら、そのようにして移住していった両者は、その後ともに絶滅してしまいました。

2 原人の誕生
 南アフリカへ進出することなく、大地溝帯の水生環境で引き続き暮らしていたヒトの祖先たちは、数十万年経った後の約250万年前には原人と呼ばれる段階へと急速な進化を成し遂げ、犬歯も現生人類と同程度に退化させました。さらに数十万年が経った後の約200万年前には、脳容積がチンパンジーの2倍程度になり、骨格が現生人類に大きく近付きました。
 これは、質の高い水生生活を取るようになったことによって、幼形成熟(人類水生進化説第2章第4節 大きな頭の不思議)が大きく進んだからに違いありません。
 その要因は、大地溝帯が急速にサバンナ化され、ネコ科の猛獣が数多く出現し、ヒトの祖先たちは猛獣からの危険を回避するために、1日の大半を水域で暮らさねばならなくなったからでしょう。
 彼らの生活の根拠地は、当初は広大な湿地帯とそれにつながる湖であったことでしょうが、乾燥化によって湿地帯が急減します。わずかに残った湿地帯は貴重な食糧供給地となり、特定の群が占有するのではなくて、数多くの群の共同採食場とし、時折訪れるだけにしたことでしょう。現生ゴリラもそうしていますから、これは間違いないでしょう。
 従って、主食は湖沼や小河川の岸辺にわずかに生えている水生植物に頼るしかありません。そして、川岸に沿って生えている川辺林の果物が第2の主食になります。彼らは猛獣の接近を警戒しつつ、これらを食べ、食べ終わったら安全な水域に避難したことでしょう。
 こうして、食事以外の時間は、湖面でくつろぐ生活をすることになります。湖は潮の満ち干がないですから、沖に流される心配がなく、子供は水に浮かんだ状態で遊び惚けます。こうした質の高い水生生活を続けることによって、ヒトは急速に水生進化していったことでしょう。
 問題は夜寝るときです。ネコ科の猛獣は夜行性ですから、今までのように陸地で寝ることはできません。チンパンジーは木に登り、小枝を折ってその日のベッドを作りますが、ヒトにはそれが難しくなっています。特に、乳児を抱えたメスには難儀なことです。裸のサルになっていましたので、乳児は母親に自力でつかまっていることができないからです。
 また、出産も難儀なことです。チンパンジーも、出産時には群から3日間程度はなれてひっそりと子を産み、乳児の生命力が安定してから移動を開始するのです。そこで、ヒトの祖先のメスは、出産してから当分の間は陸に揚がることなく水域で生活するようになったことでしょう。猛獣は水を恐れますから、そうするよりないです。これに、その子供が加わり、他の子連れの母親が加わり、そして大人オスも加わったことでしょう。
 夜寝るときは、皆、仰向けになって水面に浮かんで休むのです。今日のヒトの赤ちゃんにもこれができますから、この段階でこの方法を取ったに違いありません。(湖畔を生活の場とする民族の中には、仕事をする間は赤ちゃんを仰向けにして水面に浮かべておくほどです。)
 でも、熟睡していると岸辺に流されてしまうことがあるでしょう。そうなると猛獣の餌食になってしまいます。これでは安心して休めません。
 そこで、「浮き島」が考案されたのではないかと思われるのです。
 今までは、銘々が木の枝をへし折ったりして地上にベッドを作っていたのですから、それをほんの少し応用すればよく、簡単なことです。
 大きな枝を何本もへし折ってきて、それらを水面に浮かべて絡み合わせれるだけで良いです。ただし、今までのような1人用ではいかにも効率が悪いですし、ましてや子供には作れません。そこで、群の全員が共同利用できる程度の規模にしたことでしょう。
 木の枝は沈んだり朽ちたりしますから、時々木の枝を補充してやります。こうして作り上げた浮き島が、たとえ岸に向かって流されたとしても、岸からけっこう離れた所で湖底につかえて止まりますから、猛獣の餌食にされることはありません。この浮き島に足を突っ込んで仰向けになれば、安心して眠れるというものです。
 チンパンジーとどれだけも違わない脳の大きさで、このような高度な知恵が湧いてくるとは考えられないと思われるかもしれませんが、これも人類水生進化説(第2章第4節 大きな頭の不思議)で紹介しましたように、彼らの頭脳はヒトに劣らぬ能力が発揮できますし、また、ある動物園では、折り取った大きな枝を塀に立てかけて集団脱走したことがありますから、決して難しいことではないのです。
 なお、水深が多少ある湿地帯では、小規模な浮き島が自然にできることがありますから、それをヒントにして人工の浮き島を作った可能性もあります。
 参考までに、今日の人工の浮き島で最大の規模を有するのは、南米のチチカカ湖の湖上生活者のもので、カヤツリ草を積み重ねて浮き島が作られます。この浮き島も他族の侵攻から逃れるために始ったようです。

 ところで、こうした浮き島を作るに当たって、木の枝の伐採をどうしたでしょうか。もっと高度な造作物、ダムを作るビーバーには鋭い門歯がありますが、ヒトにはこれがありません。
 必要は発明に母です。ついに、石器の発明に至りました。河原石の一端を打ち砕いた礫石器と呼ばれるもので、丸い方を握り締め、尖った方で木の枝の根元を叩き、枝を伐採したのです。もっとも、いきなり発明したわけではなく、当初はうまい具合に一部が欠けた石を拾ってきて使ったでしょうが、そんな石は滅多にありませんから、石と石をぶつけてやって、うまい具合に割れた石を使ったことでしょう。
 約250万年前の人類史上最古の石器は、こうして誕生したに違いありません。そして、この石器は、その後200万年近くにわたって遅々たる進展をみることなく使われ続けていきます。
 石器という道具の発明は、「万物の霊長たる人類の英知でもってしか成し得ないものであり、人類史上最初の大発明である。」と高く評価されるのですが、この石器によって何が作り得たのかを考えてみるに、ビーバーのダムと比べれば、はるかに劣る造作物であって、決して胸を張って威張れるような代物ではないでしょう。
 また、チンパンジーとて、一部の地域では、ちゃんと石器を使っています。「クルミ割り器」がそうです。上面が少し凹んだ大きな石に、その石がぐらつくようであればその石の下に小石を挟み込んで安定させ、その石の上に硬い木の実を置いて、片手で持てる手頃な石でもって叩き割るのです。これは立派な石器と言えるでしょう。
 でも、加工されてないから道具に値しないとのご意見もありましょうが、チンパンジーは既に「アリ釣り道具」を開発済みです。
 小さな枝から葉をもぎ取って、手頃な長さの爪楊枝を作り、これをアリの巣穴に差し込んで、何匹ものアリを一度に釣るのです。彼らはアリを採って食べているのですが、1匹1匹つまんで食べようにも、ヒトやニホンザルに有る親指対向性がなくて要領を得ませんから、まとめて口に入れる必要に迫られて知恵を働かせ、こうした道具を発明したことでしょう。
 なお、「クルミ割り器」の類は、チンパンジーに限らず他の霊長類においても使われていて、石器というものは、決して英知でもってしか発明し得ないものではないのです。
 逆に、英知はヒトに限らず霊長類の皆が持ち備えていると言った方が良いでしょう。その英知は、生活する上で特段困ったことが生じないから発揮されずにしまい込まれているだけのことで、ヒトが開発した礫石器がどれだけも改良されることなく、200万年近くにわたって使い続けられたことからも、そう言えるのです。
 
 さて、必要に迫られて作った浮き島を中心とした生活が始った頃には、社会生態に大きな変化が生じたことでしょう。
 食糧がふんだんに得られる状況にはなかったでしょうから、栄養不足でメスはなかなな妊娠できず、人口は減り続けて群の規模も小さくなり、大人オス・メスがせいぜい数人ずつのこぢんまりとしたものになってしまったと思われます。そして、浮き島が適当な距離を置いて湖岸に沿って連続することになり、その間隔は数キロメートルないし10キロメートルにも及んだのではないでしょうか。
 広大な湿地帯が存在する豊かな時代にあっては、気が向くままに遊動して様々な群同士が頻繁に接触できたでしょうが、浮き島の時代になると、決まりきった採食場を広く渡り歩くだけとなり、頻繁に接触ができるのはせいぜい両隣の群だけになってしまいます。
 離れた群との接触の機会は、わずかに残った共同採食場の湿地帯を時折訪れるときだけに限られたことでしょう。

3 ペニスを膣へ挿入することを覚える
 でも、新たな出会いも生じました。水生生活にたっぷり馴染み、遠泳をものともしませんから、暇なオスたちは湖の対岸を目指して泳ぎ切り、出会ったこともない群との新鮮な接触を持つことができたのです。
 2つの群が新たな友好関係を締結するのですから、頻繁に挨拶を交わすことになります。日が落ちる前に自分の群の浮き島に泳いで戻らねばなりませんから、別れを惜しんで湖上で長々と挨拶を交わします。
 あおり足で立ち泳ぎをしながら、オスはメスを優しく抱き、長々とキスします。そうなると、陸上での立位に比べ、ペニスがメスの下腹部に擦り付けられる度合いがはるかに増えますから、睾丸に精液が満タンの状態になっていれば、つい射精してしまうでしょう。
 射精時には体を突き動かす衝動から、あおり足が蛙足にもなり、偶然にペニスを一気に膣に挿入してしまうことがあったでしょう。単なる接触射精に比べ、挿入射精はペニスが膣壁の粘膜に擦られますから、オスにとってはずっと快感が高まります。ただし、メスにとっては何ら快感が湧かず、逆に初体験のメスであれば、処女膜を破られる痛さで悲鳴をあげましょう。でも、ペニスの挿入は1回だけですから、ゴメンなさいと謝れば許してもらえます。また、そのメスも、いったん処女膜が破られれば、その後は痛みがほとんど生じないですし、産経メスなら無痛です。
 こうして、オスはピストン運動を繰り返すことさえ覚えてしまいます。オスにとっては、膣壁の粘膜でペニスが摩擦される度にかなりの快感が生じますし、加えて、それによって射精が促進されるのですから、蛙足で何度も水を蹴り下げるようになってしまうに決まっています。
 でも、メスは***第5章で考察しましたとおり不感症になっていたに違いありませんから、いくら霊長類界髄一の太さを誇るペニスであっても、数擦りや10擦り程度であっては、Gスポットへの刺激というものは全く生じませんし、何の快感も得られなかったことでしょう。
 しかし、ペニスを膣へ挿入することを覚えたオスは、射精できそうになるとピストン運動を果てしなく繰り返そうとしたでしょう。でも、そうしたところでメスに特別な快感が得られるわけではなく、オスが延々とピストン運動を続けるとなると、メスは当然にして嫌がります。
 従って、オスはメスの機嫌を損ねては何にもなりませんから、射精するのは次の機会までお預けにし、何回かのピストン運動で満足せざるを得なかったのではないでしょうか。
 このようにして、オスはメスとの一連の挨拶行為において、その最後に簡単な性交を必ず付け加えるようになったと思われるのです。
 一方のメスも、オスとの深い信頼関係を結ぶためには、より体を密着させた方が親密感が生まれますから、必然的にペニスの挿入を進んで受け入れるようになったに違いありません。
 でも、メスにとっては、性交という行為は、キスするときに舌を絡め合うディープキスと何ら変わらない感情しか湧かなかったことでしょう。
 そして、この段階では、オス・メスともに、性交という行為を、一連の挨拶行為と切り離して考えることはなかったと思われます。
 なぜならば、オス・メス間の一連の挨拶行為が、相手を代え何回も繰り返される中で、その最後にまれに1回だけ単なるオスの生理現象として射精を伴うだけのことであったからです。
 従って、オス・メスの関わり方は、依然として寄り添い行為を取ることに変わりはなく、アファール三角地帯では陸であったのが大地溝帯に移住してからは湖面となっただけのことであって、オスたちはメスを囲んで立ち泳ぎしながら寄り添い行為を続けたことでしょう。

 私が思うに、ヒトが再び性交するに至ったのは、ここで述べましたとおり、大地溝帯に移住して湖面での生活が主となり、立ち泳ぎが苦もなく行えるようになったからであって、偶然の発見と考えるのですが、アファール三角地帯においても潮の満ち干があって、足が立たないところでは当然に立ち泳ぎをしていたでしょうから、そのときに既に性交していた可能性もないことはありません。しかし、霊長類の性交は、通常、食事が終わって暇を持て余している休憩時に行われ、猛獣の危険がないアファール三角地帯においては、大人オスは湿地帯での食事が終われば直ぐにも陸に揚がって休憩したと思われますから、その可能性はなかったと考えて良いと思うのですが、いかがなものでしょうか。

 次ページ ⇒ 第3幕 陸への進出

(本稿の記事は青少年教育上ふさわしくない表現が含まれますのでアダルトサイトでの投稿としました。)


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