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チンパンジーの子供が母親をあざむく

 チンパンジーもヒト並みにずる賢いようです。そのあたりのことを、西田利貞著「チンパンジーの社会」から紹介しましょう。
 …カタビという5歳ぐらいのオスがいて、なかなか離乳したがらなかったです。母親の方は拒否して、おっぱいを飲ませないようにするんですが、カタビのほうはなんとか飲もうとして、お母さんを毛づくろいしたりする。…
 …でもしばらくすると母親は…すべて拒否して…おっぱいに接近することを許さないのです。離乳させるためです。
 …カタビは母親からどんどん離れ…離れてはチラッチラッと母親の方をチェックします。明らかに母親の反応を調べているのです。それでも母親が知らん顔しているとものすごい金切り声をあげます。
 それでも母親が注文に応じないときは奥の手があります。私は5メートルぐらい離れたところからその様子を観察していたんですが、カタビが私のところにやって来たんですよ。なにかと思ったら、私の目の前まで来て、私の方を見ながら地面にあお向けになって、ウワーッと泣き叫ぶんです。そしたら母親がびっくりして走ってきて抱きかかえるわけですね。私がいじめたように見えたのです。するとカタビはその隙に、やはりおっぱいを吸っているんです。子供とないえ、かなりしたたかです。
 …しかも、この戦術はカタビだけの発明ではないことがわかりました。ショパンやミチオと名づけたオスがやはり離乳期に私に襲われたかのように泣き叫んだのです。母親をたらしこもうとするこの程度のテクニックはチンパンジーにとって朝飯前というより、生来のもののようです。
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