FC2ブログ
RSS

チンパンジーの遊びも年上の子供が手加減する

 現代日本社会では少子化もあって同年代同士でしか遊ばない傾向が強くなっている感がします。年齢差のある子供の間での遊びはチンパンジーの方がうまいかもしれませんね。そのあたりのことを、西田利貞著「チンパンジーの社会」から紹介しましょう。
 2頭で木の周りをくるくる追いかけっこする遊び…。お互いに前を走る相手の足をつかもうとするんですが、うまく逃げてね。するとどちらが追っているのか、追われているのかわからなくなるわけです。
 でも、その2頭に年齢差があるときは、年長の子供がわざと捕まったりしてますね。捕まったら自分からひっくり返ったりして。要するに自分が年齢が上で有利だからといって、一方的に勝っているとだめなんです。遊びが続かない。それでわざと負けてやるという感じですね。ところで、年長者がちょっと手を抜くのは、ヒヒやライオン、ミーアキャットでも知られており、「セルフ・ハンディキャップ」と呼ばれています。これは遊びを成り立たせる基礎の一つだとおもわれます。
 年上の子供が遊んでやっているんですが、年上の子供の方も楽しんでいますね。小さい方は笑っていないのに、年上の方が笑っていることもありますからね。
 「プレイ・パント」という声を笑いと呼んでいるんですが、ヒトの笑とはちょっと違います。人間の笑いというと、微笑むというのとワハハと声を上げて笑うのとがありますが、彼らのプレイ・パントは、「ワハハ」の方の起源だという説があり、私もそれに賛成です。…
 それから顔の表情もちゃんと笑顔になっています。チンパンジーと人間の表情の筋肉はまったく同じだそうです。他のサルでは筋肉が足りなかったりして、人間の笑顔のような顔にはならないですが、チンパンジーは人間らしい笑顔で笑います。
 チンパンジーもそういう子供同士の遊びの中で、運動能力や他のチンパンジーとのつきあい方を自然に身につけていくのでしょう。昼間はチンパンジーの親は昼寝しているのですが、その間子供はずーっと遊び続けています。もう本当に1時間も2時間も、よく飽きずに続けられるなとおもいますね。
スポンサーサイト
[PR]

トラックバック
トラックバック送信先 :
コメント
▼このエントリーにコメントを残す

   

プロフィール

永築當果

Author:永築當果

検索フォーム

カテゴリ

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム